クライマーズ・ハイ
よかった。
原作を壊さない映画で。
堤さんの悠木と堺さんの佐山はすごいよ。
あと個人的に等々力がドンピシャ。
てかこの映画はほんとに
ミスキャストが誰一人いない。
燐太郎は老けすぎやけど。
この話は、雄巣鷹山墜落事故だけじゃなくて
人間の愚かさとか事故に対する各々の想いとか
組織・会社の汚さとか、何より人間臭さが一番すごい。
佐山の雑観は、
原作よりだいぶ泣いた。
それを踏み躙られた時も。
悠さんのあのやりきれなさも。
宮田が壊れていく様も。
遺書も。
原作読んでないと
多分わけわからんやろけど
それでもすごいよかった。
久々に震えた。
新聞記者って毎日こんな生活して
会社に押し潰されんのかな。
全国紙とかどうなるんやろ。
うん、
自分が生まれてないときの事故を
ちょっとでも知る事ができて
ほんまにほんまによかった。
もっと知らないことだらけやから
知らんとだめやと思った。
それは今を生きる人間の義務やと思う。
(映画館)