贅沢な骨
あのねぇ、
すごいです、なんか。
一回観ただけじゃ
わからんけどでも
それがいいんかも。
ミキサーの中の3匹の金魚は
もうね、それこそ贅沢すぎたね。
綺麗で儚くてぶっ壊れてました。
そして麻生久美子が淫らすぎました。
なんだあの声の色っぽさ、艶っぽさ。
つぐみもやらしすぎました。
永瀬さん手綺麗すぎました。
なんせ情事が美しい。
ミヤコの動物的な求め方、
サキコのまだ真っ白な体、
ふたりへの新谷さんの手。
普通の人が観たらきっと
意味わからん映画やろけど
やっぱこの邦画特有の時間の使い方、
けだるさ、だらしなさ、脆さ、
あたしはすごくすきです。
破滅への幸福的なね。
閉じる 赤い瞼の裏
開く 光溢れる世界
閉じる 誰にもいえない秘め事
開く 心
やっぱ出来ない
開く 呟かれる嘘
閉じる 真実
そして永遠に閉じつづける。
人はみんな汚いんだよ。
目には見えない痛みを伴って。
ぱくぱく。
それは非日常のようでいて
ほんとは日常なんですかね。
あたし麻生久美子の声
この世でいちばんすき。